カンタベリー物語 (角川文庫 赤 347-1) pdfダウンロード

カンタベリー物語 (角川文庫 赤 347-1)

によって チョーサー


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カンタベリー物語 (角川文庫 赤 347-1) pdfダウンロード - 内容紹介 あらゆる職業、階級の人々が一団となってカンタベリーへ巡礼に出る。その途上、各人が物語を語るという構成をとる、十四世紀のイギリスに於ける国民的叙事詩にして、世界文学史上の傑作。

カンタベリー物語 (角川文庫 赤 347-1)の詳細

本のタイトル : カンタベリー物語 (角川文庫 赤 347-1)
作者 : チョーサー
ISBN-10 : 4042347010
発売日 : 1973/01
カテゴリ : 本
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1387年春4月、ロンドン郊外のサザークのタバード亭という宿には29人の一団がいた。カンタベリー寺院に参詣する巡礼者たちである。各自の職業はさまざまで以下の通り。〇騎士、〇その息子である近習、従者、〇女子修道院長、〇そのお付きの僧、〇修道女、○修道士、〇托鉢僧、〇貿易商人、〇学生、〇弁護士、〇大地主、小間物商、大工、機織り、染物師、室内装飾商、〇料理人、〇船長、〇医師、〇バースの夫人、〇牧師、その兄弟の農夫、〇荘園管理人、〇粉屋、〇宗教裁判所の召喚吏、〇免罪符売り、〇食料仕入れ係、〇筆者(チョーサー)おそらく、ボッカッチョの『デカメロン』に触発されてだと思うが、宿屋の主人の提案で、29人が一人4話ずつ面白い話しをしてその優劣を決めようとする。しかし、物語で実際に語られるのは百話もなく24話である。チョーサーが2度語るので、23人が語っている。上で〇のついた人が語り手である。合計で22人だが、途中、錬金術師の助手が彼らに合流して語るので辻褄は合う。ロンドンからカンタベリーへは直線で約50キロである、急いで歩けば一日でも行けるが、大人数のこと、周りの自然をたのしみながら数日かけて歩いたのではないか。最初の語り手はくじで決められた。くじを引き当てたのは騎士で、高尚な物語を語り、皆の称賛を受ける。次の語り手は酔っ払いの粉屋で、若い女房を寝取られる間抜けな大工の話をして、そのばかばかしさに皆笑い興じた。こんなふうに、次々と物語が語られていき、途中筆者のチョーサーも2話語る。そして、夕暮れせまる頃、最後に牧師が立派な教訓話を長々と語り終えて、突然『カンタベリー物語』は幕となる。一人4話といった約束はいったいどうなったのだろか?と読者はいぶかるだろうが、それに対する筆者の説明は一切ない。『カンタベリー物語』はイギリスの国民的詩人ジェフリー・チョーサー(1343-1400年)の最高傑作である。私は角川文庫の要約版で読んだが、これは不親切な本だった。要約版なら要約版でいいのだが、そのことの説明が一切ない。しかも、最初の語り手が粉屋になっていて、完全版と違っている。おそらく、『カンタベリー物語』で面白い話だけを集めたものなのかもしれないが、全体の構成がどうなっているかの説明ぐらいは欲しかった。

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