襲われて―産廃の闇、自治の光 mobiダウンロード
襲われて―産廃の闇、自治の光
によって 柳川 喜郎
3.6 5つ星のうち(9人の読者)
襲われて―産廃の闇、自治の光 mobiダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 緑の谷を産業廃棄物で埋め尽くし、「東洋一」の処分場に―。一九九〇年代に岐阜県御嵩町で浮上した巨大計画は、慎重な姿勢の町長への襲撃事件と住民投票での圧倒的反対で全国の注目を集めた。暴力・金力・権力と対決したその前町長が、退任後の今、生々しい体験を初めて克明につづり、利権に群がる魑魅魍魎の姿を描くとともに、廃棄物・環境問題の展望を明らかにする。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 柳川/喜郎 1933年、東京・神田に生まれる。名古屋大学法学部卒。55年、NHKに入り、東京社会部、ジャカルタ支局、ニューデリー支局、解説委員などを経て、94年、退職。95年4月、岐阜県御嵩町の町長選に乞われて出馬、当選。96年10月、暴漢に襲われ重傷。97年6月、全国で初めて産廃処分場計画への賛否を問う住民投票実施、反対派圧勝。2007年4月、町長を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
襲われて―産廃の闇、自治の光の詳細
本のタイトル : 襲われて―産廃の闇、自治の光
作者 : 柳川 喜郎
ISBN-10 : 400022400X
発売日 : 2009/7/24
カテゴリ : 本
ファイル名 : 襲われて-産廃の闇-自治の光.pdf
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縁があり、NHK記者・解説員から岐阜県御嵩町町長に転身し、産業廃棄物処理場の建設計画に遭遇した柳川喜郎氏。本書は、「対行政テロ」により瀕死の重傷を負った当事者の柳川喜郎氏の回想録であり、産業廃棄物処理場をめぐるルポであり、国の行政、県の行政、町の自治、住民の自治の記録である。飄々とした筆の運びが、過剰な切迫感も無く、淡々と過疎の町の状況と分厚い札束の攻勢を前にした人の生き方の選択を描き出す。住民自治が単なる当該自治体の行政区域によるものに留まらず、日常的な経済交流圏の連帯的自治であったり、水系を同じくするものの生活圏的自治であったり、歴史的記憶を共有するものの文化としての自治あったりと、住民自治を支える多種多様な自治が行間から浮かび上がる。
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