もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)本ダウンロードepub

もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)

によって 安冨 歩


3.9 5つ星のうち(14人の読者)

もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)本ダウンロードepub - 内容紹介 「承知しました」という返答で共犯関係と決断責任の回避を成し遂げ、「そこまでやるとは思わなかった」「その件についてはお詫び申し上げます」という弁明で、自らの正当性を主張しつつ形式的に謝罪する欺瞞を成立させる――原発危機、企業不祥事などで頻発するこの「東大話法」を支えるのが、「立場至上主義」。「立場」はどのように日本人を呪縛してきたのか、そこからいかに逃れられるのかを、気鋭の「東大」社会学者が説く。「徹底的に不誠実で自己中心的でありながら、抜群のバランス感覚で人々の好印象を維持し、高速事務処理能力で不誠実さを隠蔽する」――日本社会の支配層が駆使する欺瞞と無責任の「東大話法」。その規則は以下の通り。1 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する2 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する3 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事する4 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す5 どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す6 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する7 その場で自分が立派な人だと思われることを言う8 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する9 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく10 スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる11 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す12 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する13 自分の立場に沿って、都合のよい話を集める14 羊頭狗肉15 わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する16 わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する17 ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる18 ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす19 全体のバランスを常に考えて発言せよ20 「もし●●●であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける原発危機、企業不祥事などで頻発する、この「東大話法」を支えるのが、日本人の精神世界に巣食う「立場至上主義」。流通や社会システムに、本来必要のない「関所」を設け、そこでマージンを搾取できる「立場」に立つことで、日本人は自分たちの食い扶持を得てきた。そんな「立場主義」ら逃れ、精神的自立を勝ち取るにはどう向き合えばよいのかを、気鋭の「東大」社会学者が説く。 内容(「BOOK」データベースより) わざとややこしく話して問題をウヤムヤにし、ケムにまいて責任逃れをする、徹底的な不誠実にごまかされないために。立場を守るために、なりふりかまわず周囲を欺く日本のリーダーたちの「法則」を、現役東大教授が斬る。 著者について 安冨 歩1963年、大阪府に生まれる。東京大学東洋文化研究所教授。 京都大学経済学部卒、住友銀行勤務を経て、1991年 京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。1997年、経済学博士(京都大学)。名古屋大学情報文化学部助教授を経て、2009年より東京大学東洋文化研究所教授。 著書には『「満洲国」の金融』(創文社)、『貨幣の複雑性』(創文社)、『複雑さを生きる』(岩波書店)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『経済学の船出~創発の海へ~』(NTT出版)『原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―』(明石書店)、『生きるための論語』(ちくま新書)などがある。 『「満洲国」の金融』(創文社)で第40回日経・経済図書文化賞受賞。『原発危機と「東大話法」』は4刷2万部。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 安冨/歩 1963年、大阪府に生まれる。東京大学東洋文化研究所教授。京都大学経済学部卒、住友銀行勤務を経て、1991年、京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。1997年、経済学博士(京都大学)。名古屋大学情報文化学部助教授を経て、2009年より現職。『「満洲国」の金融』で第40回日経・経済図書文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る

もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)の詳細

本のタイトル : もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)
作者 : 安冨 歩
ISBN-10 : 4062727749
発売日 : 2012/9/21
カテゴリ : 本
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以下は、もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
アマゾンからおすすめ商品のメールがきた時には、この「もう『東大話法』にはだまされない」は、単行本の「原発危機と『東大話法』」を文庫本化したうえで改題したものだと思い込んでいたのですが、それは大きな勘違いでした。「原発危機と『東大話法』」と比較すると、『東大話法』の見抜き方と『東大話法』に逆襲するテクニックのほうに、本書の重点はあります。特に、『東大話法』に逆襲するテクニックについては、「原発危機と『東大話法』」ではそのテクニックが1つだったのに対して、本書では2つ増えて3つになっているところが素晴らしい!です。ちなみに、テレビドラマ「家政婦のミタ」の主人公である三田さんの『承知ました』戦略については、ボクは、それが『東大話法』に逆襲するテクニックであるとは気付かずに、ずっと以前から使用していました。どおりで一生懸命まじめに問題解決に取り組んでいるにもかかわらず、妨害工作が後を絶たなかったわけです。謎が解けるとともに、これまで妨害があるたびに不安な気持ちになっていたのですが、もうこれでそのような不安な気持ちに駆られないで済みそうです!ですので、これからは『東大話法』を駆使する立場主義者に対しては、嘲笑戦略を加味しつつ、心ゆくまで「ガッツ」をもって『承知ました』戦略を実践したいと思います。なお、「機能する立場主義」という戦略については、まだ研究が始まったばかりという印象を受けたので、この点については研究がまとまった段階で本にして出版して欲しいなと思いました。

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